この記事は、ツマグロヒョウモンに関する自由研究について知りたいと思っている方が読んでくださっていると思います。
ここでは、ツマグロヒョウモンの自由研究について
- ツマグロヒョウモンを自由研究にしたきっかけ
- ツマグロヒョウモンの自由研究は楽しい!
- ツマグロヒョウモンの自由研究で得られたこと
をお伝えします。
私のツマグロヒョウモンの自由研究体験談もありますので是非ご一読ください!
ツマグロヒョウモンを自由研究にしたきっかけ
私がツマグロヒョウモンの飼育をして自由研究をしたのは、偶然です。
冬に咲く花は限られていますよね。
玄関を彩るため、ビオラやパンジーを植えている家々が多くあります。
冬の寒さに非常に強く、また安価なためです、
私の家も他の家と同じように沢山のビオラとパンジーを植えていました。
ある年の4月中旬、淡白色の小さな卵がビオラの茎にくっついているのを発見しました。
ツマグロヒョウモンの卵です。
数日後、2㎜ほどのツマグロヒョウモン の幼虫を見つけました。
小さいし、飼育の仕方も分からず、鉢に植えているビオラを食べさせ、ただ放置していました。
本当に大きくなるのか、何か特別なことをしないといけないのか不安や疑問がありましたが。
私たちの心配をよそに、雨にも風にも直射日光にも負けず、ツマグロヒョウモンはビオラの葉っぱと花を食べて大きくなりました。
終齢幼虫に成長し、蛹になり、そして成虫になって飛び立ってくれました。
きれいな蝶になって飛び立った時、家族全員、言葉に表すことができないほど感動しました。
これをきっかけに、ツマグロヒョウモンの飼育が始まりました。
結局、2022年の飼育数(幼虫からの飼育)は109匹で、108匹を成虫にすることができました。
ツマグロヒョウモンの自由研究は楽しい!
前述したように、109匹の幼虫から108匹の成虫が誕生しました。
十分な餌を与え、天敵から守ることができると、容易に成虫になってくれるので、とても楽しいです。
きれいな蝶になって飛び立ってくれるだけで、嬉しいですが、一匹一匹ストーリーがあります。
【私の飼育日記:戻ってきてくれたツマグロヒョウモン】
我が家から飛び立っていったツマグロヒョウモンは、時々我が家の周りを飛んでいる気がしていました。
しかし、印を付けているわけではないので、実際のところは分かりませんでした。
ある時、ツマグロヒョウモンを羽化をするとき、偶然、羽に赤い液が付いてしまいました。
それから数日後、我が家にやってきたツマグロヒョウモンは紛れもなく、赤い液の付いた蝶でした。
生まれた我が家を覚えているのかな。
また、ツマグロヒョウモンを自由研究の題材にしたテーマを考えてみました。
ツマグロヒョウモンの自由研究で得られたこと
子供がツマグロヒョウモンの幼虫を捕まえてきたら、ぜひ一緒に飼育してください。
いろんなことを学ぶことができます。
蝶の生態や習性を学べる
小学生は、生活科や理科で生き物の生態を勉強します。
実際にツマグロヒョウモンを飼育し、間近で観察することで、理解が深まります。
中学受験にも役立ちます!
その他の昆虫の生態にも興味を持つ
飼育や自由研究をしていると、疑問点がわいてきます。
図鑑や本、インターネットで調べる必要が出てきます。
その際は、他の昆虫の生態をみることがあるでしょう。
チョウは卵・幼虫・蛹・成虫の順にそだち、カイコ・カブトムシ・テントウムシなども同じようにそだちます(完全変態)。いっぽう、セミ・トンボ・バッタ・カマキリなどは蛹はなく、卵・幼虫・成虫の順にそだちます(不完全変態)。
「チョウのそだち方」福田晴男監修、福田晴男 かとうけいこ著 あとがきより引用
引用文のように、昆虫によって育ち方が違います。
生命への関心が深まり、思いやりの心が養われる
飼育している間、小さなトラブルが起きます。
鉢から出てしまったり、餌が少なくなったり、急に幼虫が動かなくなったり。
その度に、ツマグロヒョウモンのことを思い悩むことも、子供たちの心の成長につながります。
家族のコミュニケーションが増える
ツマグロヒョウモンを家族で観察することで、家族とのコミュニケーションが増えます。
ツマグロヒョウモンの幼虫は、1~2か月で成長するので、子供も大人もワクワク感を常に保った飼育することができます。
成虫になった時の達成感、成功体験をぜひ家族で味わってくださいね。
これから自由研究をする人へ
以上、ツマグロヒョウモンの自由研究について紹介しました。
ツマグロヒョウモンは、餌があれば卵や幼虫から成虫になる可能性が高いため、子供にも大人にも楽しく飼育することができます。
成虫になった喜びは子供も大人も感じることができると思います。
自由研究をするきっかけや楽しさは人それぞれだと思いますが、参考になると嬉しいです。